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9月28日(火)

2021年9月28日 14時46分

 今日の給食は、麦ごはん、牛乳、豚肉のケチャップソース、フレンチサラダ、うずらの卵入りスープです。ケチャップを使った料理に「チキンライス」や「スパゲッティ」がありますが、ケチャップの赤色が、料理をおいしそうに見せてくれます。このケチャップの赤色は、ケチャップの中に使われているトマトの色で、「リコピン」です。トマトケチャップが日本に伝わったのは、明治時代のことです。明治41年からは国内で生産されるようになりました。皆さんは、トマトケチャップは何から作られているか知っていますか。熟したトマトを煮たトマトピューレに、いろいろな香辛料や塩、砂糖、酢、玉ねぎ、にんにくなどを加えて作っています。いろいろな素材の味が濃縮されてできているのです。

9月27日(月)

2021年9月27日 12時35分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、じゃが芋のそぼろ煮、五目卵焼き、おひたしです。そぼろとは、牛や豚や鶏のひき肉、魚肉やえびをゆでてほぐしたもの、溶き卵などを、汁気がなくなりパラパラになるまで炒った食品のことを言います。そのままご飯にのせたり、お寿司やお弁当の材料として使用されます。また、鶏肉のそぼろを、だいこんやかぼちゃなどの煮物を用いたものはそぼろ煮と呼ばれます。そぼろの語源は、粗朧だとされています。非常に細かくしたものを「おぼろ」、それよりも粗くしたものを「そぼろ」と言うようになったようです。今日の給食は、鶏ひき肉とじゃが芋をそぼろ煮にしました。

9月24日(金)

2021年9月24日 12時34分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、鮭のチーズ衣焼き、マカロニサラダ、ジュリエンヌスープです。ジュリエンヌスープは、フランスの家庭料理です。「ジュリエンヌ」とは、フランス語でマッチ棒より細い糸状に切ったものという意味です。日本でいう千切りと同じ意味です。千切りにした野菜がたっぷりと入ったコンソメスープです。簡単に作ることができ、野菜もたくさん食べることができるのでおすすめのスープです。ちなみに、野菜を角切りにしたスープにすると「ブリュノアーズ」と名前が変わります。今日はスープにどんな野菜が入っているのか、またスープの具がどういう形になっているか、自分のお椀の中をよく見ながら食べましょう。

 

9月22日(水)

2021年9月22日 12時35分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、たこの磯辺天ぷら、きゅうりの酢の物、いものこ汁です。今日は「たこ」のお話です。たこは、日本の食事には、昔からなじみの深い食べ物で、さしみや酢の物、すしのネタ、たこ焼きの具として食べられています。世界中でとれるたこですが、ヨーロッパではイタリアとスペイン以外の国ではほとんど食用にされておらず、たくさんたこを食べているのは世界中で日本人だけだと言われています。ところで、たこの足は、何本あるか知っていますか。答えは、8本です。実は、たこの名前の由来は、手のように器用に動く足にあります。「た」は手という意味、「こ」はたくさんという意味から「たこ」という名前になったそうです。

9月21日(火)

2021年9月21日 13時11分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、芋炊き、小松菜と豆腐よせ、糸寒天の酢の物、月見団子です。今年は、9月21日が十五夜です。十五夜には、団子やススキをお供えしてお月見をします。お月見は中国から伝わり、平安時代には、美しい月を楽しむようになりました。ところで、なぜ、お月見には、団子やススキをお供えするのか知っていますか。団子には、丸い月のような形をしていますね。昔から丸い形は縁起がよいとされており、丸い団子を食べることによって健康や幸せになれると考えられていました。また、ススキは神様をお招きする目印となり、飾ったススキを玄関につるすことで、一年間病気をしないとも言われていました。今日の給食は、愛媛県の郷土料理でお月見の時によく食べられている「芋炊き」です。実りの秋に感謝しながらいただきましょう。

9月17日(金)

2021年9月17日 12時33分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、厚揚げの卵とじ煮、焼きししゃも、ピーナッツあえです。今日は、「ピーナッツ」のお話をします。「ピーナッツ」は別名「落花生」と呼ばれます。〇✕クイズです。ピーナッツは、土の中に実をつける。正解は、〇です。ピーナッツは、土の中で大きくなった実の部分を食べています。夏に咲いた黄色の花が落ちるように、土の中で実をつけるので、落花生という名前になりました。ピーナッツは、記憶力の向上に効果があり、勉強の合間にぴったりの食べ物です。

9月16日(木)

2021年9月16日 12時35分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、ドライカレー、さつま芋とかぼちゃのサラダ、冷凍ピーチです。ドライカレーは、日本におけるカレーライスのバリエーションの一つです。明治44年、日本とヨーロッパの間の郵便物を運んでいた「三島丸」という船の食堂で、初めてドライカレーが登場したと言われています。ドライカレーには、ひき肉とみじん切りにした野菜を炒め、カレー粉で風味を付け、煮詰めて白いご飯に乗せるタイプのもの、ご飯と具を炒めカレー粉で風味を付けたチャーハンタイプのもの、生の米と具材を一緒に炒め炊き上げたピラフタイプのものの3種類があります。初めて登場したドライカレーも、今日の給食のドライカレーも、ひき肉を炒めて作ったものです。

9月15日(水)

2021年9月15日 12時55分

 今日の給食は、わかめごはん、牛乳、鯛のレモンソースかけ、しめじのごまあえ、たぬき汁です。今日の給食のたぬき汁ですが、本当にたぬきが入っているわけではありません。昔は、野山の動物たちも貴重なたんぱく源だったので、本当のたぬきの肉を使っていました。しかし、このたぬき汁は、肉を食べられないお寺などで、こんにゃくを炒めて肉の代わりにして汁を作ったことからできた料理です。修業中のお坊さんたちのご馳走になったそうです。こんにゃくは、食物繊維が多く含まれ、おなかの中をきれいにしてくれる働きがあります。具のたっぷり入ったすまし汁仕立ての汁物です。残さずしっかり食べてくださいね。

9月14日(火)

2021年9月14日 13時08分

 今日の給食は、麦ごはん、牛乳、つくねのみぞれあんかけ、もやしと竹輪のごま酢あえ、冬瓜のみそ汁です。みぞれとは、雨まじりの雪のことです。大根をすりおろしたものが、まさに「みぞれ」のように見えることから、大根おろしを使った料理は、「みぞれ〇〇」や「みぞれ煮」などと呼ばれます。和食では、今日のみぞれあんかけのように、自然の美しさを料理に表現することが多いのです。大根はすりおろすことで、インチオシアネートという辛味成分が生成されます。この辛味成分には、抗菌作用や免疫力を高める働きがあるそうです。免疫力を高めて、ウイルスに負けない体をつくるために進んで食べたい野菜の一つですね。

9月13日(月)

2021年9月13日 12時35分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、麻婆豆腐、春巻き、くらげのあえ物です。今日は、「春巻き」についてのお話です。春巻きは、中華料理の点心といって、軽食の一つで、中国では1300年以上も前から作られていました。中華料理の春巻きは、春の初め、立春の頃に、新芽が出た野菜を具として作られたことからこの名前が付けられました。中国の他に、ベトナム、フィリピン、シンガポール、アメリカなど世界中で食べられています。皮の中に入る具も甘いものや辛いものなど、それぞれの国や地域の特徴が見られます。日本では、小麦粉を練って薄く伸ばした皮に、豚肉とたけのこやしいたけなどの野菜を炒めた具を包んで揚げたものが多く食べられています。