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3月8日(火)

2022年3月8日 13時02分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、豚肉レモンソース、アーモンドあえ、魚そうめんです。魚そうめんについてのお話です。京都は海から遠く、昔は夏の暑い時期、新鮮な魚が手に入りませんでした。そんな中、「鱧」という魚は、生命力が強く、練り上げて「かまぼこ」にして食べました。明治時代になって、新しく作られたかまぼこが、「魚そうめん」です。そうめんのような形をした練り物で、鱈、鱧などの白身魚のすり身に、でん粉、卵の白身、調味料などを混ぜ、これを細長い形にして加熱するとでき上がります。ツルツルとのどごしがよく、フワッと魚のいい風味が口いっぱいに広がります。京都で人気の料理の一つです。味わって食べてください。

3月7日(月)

2022年3月7日 12時56分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、マーボー豆腐、焼きぎょうざ、中華あえです。ぎょうざは、今から2600年ほど前に中国で生まれた料理だと言われています。中国の遺跡では、お墓の中から亡くなった人といっしょにお棺の中に入れる品物として埋められたぎょうざが見つかっているそうです。日本には、戦争の時に中国にいた日本人が、帰国してきてから広まった料理だそうです。本場中国では、12月31日に大晦日に家族みんなでぎょうざを手作りして、たくさんゆでてにぎやかに食べるのだそうです。ぎょうざは、焼いて食べる「焼きぎょうざ」だけでなく、油で揚げる「揚げギョウザ」や、ゆでてたれを付けて食べる「水ぎょうざ」、スープに入れる「スープぎょうざ」などがあります。

3月4日(金)

2022年3月7日 12時46分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、厚焼き卵、切干大根のあえ物、がんもと野菜の炊き合わせです。がんもどきの主な材料は、豆腐です。がんもどきの「がん」は「鴈」のことで、「もどき」は「何々のような」という意味です。「鴈」は冬に日本にやってくる渡り鳥で、とてもおいしいそうです。その味を畑の肉と言われる大豆からできた「豆腐」で再現されました。肉を食べられない精進料理の工夫です。今日は、たくさんの野菜といっしょに煮て作られたおかずの中に入っています。どの食材が「がんもどき」なのか、探してみてくださいね。

3月3日(木)

2022年3月3日 12時35分

 今日の給食は、もち麦ごはん、牛乳、ポークシチュー、ミモザサラダ、アーモンドフィッシュです。ミモザとは木のことで、日本名では「アカシア」と言って、春には黄色い花を咲かせます。花言葉は、友情です。小さな黄色いつぶつぶが、房になって咲いているかわいらしい花です。この黄色い花は、炒り卵やゆで卵の黄身をつぶしたり、ほぐしたりした様子がミモザの花に似ているところから、炒り卵が入ったサラダが「ミモザサラダ」と言われています。

3月2日(水)

2022年3月2日 12時32分

 今日の給食は、ちらし寿司、牛乳、鯛のカレー揚げ、おひたし、はんぺんのすまし汁、ひなあられです。ひな祭りは桃の節句とも呼ばれ、昔はみんなの健康や幸せを願う行事でした。現在では、女の子の成長を祈るための行事となっています。ひな人形や桃の花を飾り、ひなあられや白酒をお供えします。ひな祭りによく食べられる食べ物に「ちらし寿司」があります。使われているえびやれんこんなどの具材が、長生きや健康を願う縁起のいいものとされてきました。さらに、盛り付ける具材次第でとても華やかになるため、ひな祭りのお祝いにふさわしいとされ、食べられるようになりました。今日は、ひな祭りの行事食です。味わっていただきましょう。

3月1日(火)

2022年3月1日 13時03分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、みそマヨチキン、チーズサラダ、コンソメスープです。みそは、日本人の食生活には欠かせない調味料です。縄文時代には、どんぐりなどから作ったみそがあったとも言われています。みそには、ガンや生活習慣病を予防する働きがあります。地域によっていろいろな種類のみそがあります。みそは、大豆、麹、塩を混ぜ合わせ、発酵させて作ります。たくさんの種類があり、コクがあって塩分が高めの赤みそや、さっぱりとした甘みのある白みそ、麦で作った麦みそや、大豆だけで作った豆みそなどがあります。昔は、自分の家でみそを作っていたので、いい味を出すために工夫をしていました。それを人に自慢することから「手前みそ」という言葉が生まれました。今日の給食のみそマヨチキンのみそは、白みそを使って作っています。

2月28日(月)

2022年2月28日 12時39分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、ホキフライ、ごま酢あえ、おでんです。にんじんは、色の濃い野菜の仲間で、「緑黄色野菜」の一つです。にんじんに含まれる代表的な栄養素は、「βカロテン」です。βカロテンは、体の中に入るとビタミンAに変わります。にんじんに含まれるβカロテンは、目にとてもよいとされています。急に暗いところに入ると、物が見えなくなります。でも、しばらくすると暗闇に目が慣れて見えるようになってきます。この時にビタミンAが使われます。ほかに、風邪などから体を守る免疫力を高めたり、皮膚や粘膜を健康に保ったり、ガンを予防するなどの働きがあります。

2月25日(金)

2022年2月25日 12時38分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、鯖の塩麴焼き、春雨の酢の物、根菜のみそ汁です。骨を成長させるには、カルシウムとビタミンDが必要です。ビタミンDを多く含む食品は、鯖や鮭、秋刀魚などの青魚やきくらげ、エリンギ、しめじ、しいたけなどのきのこ類です。ビタミンDは、太陽の光に適度に当たることで、体の中でつくることができます。骨を丈夫にするために、①運動する、②太陽の光に適度に当たる、③夜は早く寝て、睡眠を十分に摂りましょう。牛乳やヨーグルト、豆腐、納豆、小松菜、小魚、ちりめんじゃこなどのカルシウムを多く含む食品を食べることも忘れないでくださいね。

2月18日(金)

2022年2月18日 12時59分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、チキンのオーブン焼き、ほうれん草とえのきのサラダ、かぼちゃポタージュです。「ほうれん草」の旬は冬で、霜に触れると甘みが増します。ほうれん草はビタミン類やミネラルが豊富で、とても栄養価の高い緑黄色野菜です。特に、カロテン(ビタミンA)が多く、皮膚やのどや鼻などの粘膜の健康を保って免疫力を高めるほか、目の健康や体の成長にも欠かせない栄養素です。また、冬場のほうれん草は、夏場のものと比べてビタミンCも豊富なので、風邪の予防のためにも、ぜひたくさん食べてくださいね。

2月17日(木)

2022年2月17日 12時45分

 ひじきと麦のたきこみごはん、きびなご磯辺揚げ、小松菜サラダ、きのこのみそ汁です。日本でよく、「ごはんとみそ汁」や「ごはんと納豆」など、ごはんと大豆・大豆製品を一緒に食べています。これは栄養面からみてもとてもよいことです。一緒に食べることで米は大豆の、大豆は米のお互いの足りないところを補い合ってくれます。さらに発酵食品のみそは腸の調子を整え、免疫力を高めてくれます。みそは、大きく分けると、「米みそ」「麦みそ」「豆みそ」の3種類ですが、原料や熟成具合など、地域によっていろいろなみそが作られています。野菜や芋、海藻などをたっぷり入れて具だくさんにすると、一食で栄養バランスが整いやすくなります。みそ汁を作る時は、だしを利かせて塩分控えめでいただきましょう。