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9月15日(水)

2021年9月15日 12時55分

 今日の給食は、わかめごはん、牛乳、鯛のレモンソースかけ、しめじのごまあえ、たぬき汁です。今日の給食のたぬき汁ですが、本当にたぬきが入っているわけではありません。昔は、野山の動物たちも貴重なたんぱく源だったので、本当のたぬきの肉を使っていました。しかし、このたぬき汁は、肉を食べられないお寺などで、こんにゃくを炒めて肉の代わりにして汁を作ったことからできた料理です。修業中のお坊さんたちのご馳走になったそうです。こんにゃくは、食物繊維が多く含まれ、おなかの中をきれいにしてくれる働きがあります。具のたっぷり入ったすまし汁仕立ての汁物です。残さずしっかり食べてくださいね。

9月14日(火)

2021年9月14日 13時08分

 今日の給食は、麦ごはん、牛乳、つくねのみぞれあんかけ、もやしと竹輪のごま酢あえ、冬瓜のみそ汁です。みぞれとは、雨まじりの雪のことです。大根をすりおろしたものが、まさに「みぞれ」のように見えることから、大根おろしを使った料理は、「みぞれ〇〇」や「みぞれ煮」などと呼ばれます。和食では、今日のみぞれあんかけのように、自然の美しさを料理に表現することが多いのです。大根はすりおろすことで、インチオシアネートという辛味成分が生成されます。この辛味成分には、抗菌作用や免疫力を高める働きがあるそうです。免疫力を高めて、ウイルスに負けない体をつくるために進んで食べたい野菜の一つですね。

9月13日(月)

2021年9月13日 12時35分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、麻婆豆腐、春巻き、くらげのあえ物です。今日は、「春巻き」についてのお話です。春巻きは、中華料理の点心といって、軽食の一つで、中国では1300年以上も前から作られていました。中華料理の春巻きは、春の初め、立春の頃に、新芽が出た野菜を具として作られたことからこの名前が付けられました。中国の他に、ベトナム、フィリピン、シンガポール、アメリカなど世界中で食べられています。皮の中に入る具も甘いものや辛いものなど、それぞれの国や地域の特徴が見られます。日本では、小麦粉を練って薄く伸ばした皮に、豚肉とたけのこやしいたけなどの野菜を炒めた具を包んで揚げたものが多く食べられています。

9月10日(金)

2021年9月13日 08時27分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、秋刀魚におかか煮、切り干し大根のごま酢あえ、ピリ辛みそ汁です。今日は「キムチ」についてのお話です。キムチは、日本でも馴染みの深い韓国の漬物です。韓国では白菜だけでなく、きゅうりや大根などの様々な野菜のキムチや、魚介類を加えて作るキムチもあるそうです。キムチは、納豆やヨーグルトと同じく、発酵食品です。キムチにたくさん入っている乳酸菌は、腸の中で害を与える細菌が増えるのを予防し、腸の働きをよくしてくれます。食べ過ぎはよくありませんが、乳酸菌の働きで腸の働きを整えるのにも役立ちます。また、適度な辛さは体を温め、食欲の増進にも効果的です。

9月9日(木)

2021年9月9日 12時32分

 今日の給食は、もち麦ごはん、牛乳、豚丼、コーンフライ、キャベツの梅昆布あえです。丼物というと、皆さんは何を思い浮かべますか。かつ丼、卵丼、牛丼などいろいろあります。ごはんの上にいろいろな具をのせた丼物は、ごはんがたくさん食べられますね。ちなみに、親子丼という名前は、親子丼の材料になる鶏肉と卵が親子だからこのような名前がついています。また、鶏肉ではなく、豚肉を使うと「他人丼」と言います。おもしろいですよね。今日の給食は、豚肉と野菜、糸ごんにゃくを使った豚丼の具をごはんの上にのせて食べてくださいね。

9月8日(水)

2021年9月8日 14時35分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、ポークビーンズ、かぼちゃグラタン、枝豆とコーンのサラダです。枝豆は、大豆の子どもで、まだ豆が十分に育っていないやわらかい時に食べます。枝がついた状態で収穫するので、「枝豆」と言います。大豆は、畑の肉と言われるくらい、たんぱく質を多く含んでいます。また、大豆ではとれない、カロテンやビタミンCもたっぷり含まれているのが枝豆の栄養的魅力の一つです。今日は、枝豆をキャベツ、にんじん、コーンと一緒に調味料であえてサラダにしました。

9月7日(火)

2021年9月7日 13時07分

 今日の給食は、しそごはん、牛乳、プルコギ、ほうれん草のナムル、トック、みかんジュースです。今日のスープに入っているトックは、お米から作られています。トックは、韓国のお餅です。日本のお餅は、「もち米」というモチっとした食感のお米を使いますが、トックは日本でごはんとして食べている「うるち米」を使って作られています。そうすることで、歯切れがよく、のびにくく、煮くずれもしにくいので、炒め物や煮物など様々な料理に使われています。ちなみに、韓国語で「トッ」はお餅、「ク」は汁物という意味だそうです。

9月6日(月)

2021年9月6日 12時43分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、いかリングフライ、みかんサラダ、厚揚げのカレーそぼろ煮です。生活習慣病の原因の一つに、食塩のとり過ぎがあることを皆さんは知っていますか。大人になってから食習慣を変えることは簡単なことではありません。そのため、子どものころから薄味に慣れることが大切です。料理の味付けでは、カレー粉などの香辛料を使ったり、酢や梅など酸味のあるものを使ったりすることで、塩分量を少なくすることができます。今日の給食は、カレー粉を使って塩分量を特に少なくした減塩の日献立です。皆さんも「しょうゆやソースは、かけるよりつける」「麺類の汁物は残す」など減塩を意識して、家でも自分でできることから取り組んでみてくださいね。

9月3日(金)

2021年9月3日 12時38分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、鶏肉のスタミナ焼き、甘酢あえ、なすのみそ汁、ぶどうゼリーです。今日は、「ぶどう」の話です。日本では、ほとんど生で食べますが、ヨーロッパやアメリカでは、ワインの原料として使われています。日本へは、奈良時代に今の山梨県に伝えられ、そのころは、薬として使われていました。ヨーロッパでは、垣根作りや株作りをしていますが、日本は湿気が多いため、棚作りによる栽培方法が考え出されました。棚作りは、棚につるをはわせ、房をぶら下げる栽培方法です。今では、デラウエア・キャンベル・マスカット・ベリーA・巨峰など、いろいろな種類のぶどうが作られています。ぶどうは、糖分が多くて疲れた体を元気にしてくれます。今日は、旬のぶどうを使ったデザートが出ます。味わっていただきましょう。

9月2日(木)

2021年9月2日 12時37分

 今日の給食は、ごはん、牛乳、鯛の天ぷら、ひじきサラダ、かきたま汁です。今日は、「天ぷら」のお話です。「天ぷら」は、野菜や魚などに、卵と小麦粉を混ぜ合わせて作った衣をつけて、油でカラリと揚げた料理です。今では日本料理の代表の一つになっていますが、天ぷらは江戸時代に外国から伝わりました。スペイン人の神父が教会で作っていたので、スペイン語でお寺などを意味する「テンプロ」から天ぷらになったと言われています。また、調理という意味のポルトガル語「テンプロ」が天ぷらになったなど、いろいろな説があります。今日は、宇和島で穫れた鯛を天ぷらにしました。