6年1組で道徳の研究授業がありました。
2023年2月1日 11時17分今日も朝は随分冷え込みました。ある程度気温が上がる予報ではあるのですが、まだその気配はありません。
朝の時間には4年生が3年生教室に来て、総合的な学習の時間に学習した内容を、タブレットを活用してプレゼンで説明をしに来てくれました。4年生にとっても学習を伝える良い機会となりますし、3年生にとっても来年度の学習への期待が高まるとてもよい取組ですね。
2時間目には6年1組での道徳の研究授業がありました。授業の様子について少し詳しくお伝えします。(今回は文が長いのですが、ご了解ください。)「お母さん、お願いね」という単元で自分の生活を見直してみようというねらいで学習をします。
授業の最初には朝の起床や準備が自分でできているかなど、普段の生活を振り返っていました。ほかの学年の児童の皆さんはどうでしょうか。
次に、「中学校に進学する前に、どんな自分になりたいか考えよう」というめあてを示し、先生の範読によりお話について把握します。挿絵も参考に、子供たちは主人公の心情の変化を追っていきます。この場面では挙手による発言ではなく、気付いたことを子どもたちが述べていき、先生が黒板にまとめていきます。話合いにじっくり時間を掛けるための手立てでもあり、学級の雰囲気のよさを生かした方法でもあることを感じました。
次にお話から少し離れ、自分の生活の振り返りをします。事前に取り組んでいた自分の生活の振り返りチェックシートをタブレットで確認し、これから改善できそうなことを考えていきました。
次にグループで考えた内容の共有化をしていきました。「自分で目覚ましで起きる」「自分から手伝う」「夜の電話を控える」「使ったものを自分で片づける」などの意見が出されました。
ここで、先生が児童に揺さぶりをかけます。すごくいい意見が出てくるけれど、「本当にできるの?」したほうがよいことは当然分かっている子どもたち。分かっていてなぜできなかったのか、再度ペアで短時間の話合いを持ちました。
そして最後の振り返りではペアで伝え合い、その後全体で共有化をしたのですが、「まずは簡単なことから」「できることを増やす」「◯回してみる」「中学生になるまでにはできるようになる」など、実際にできそうな取組について述べる児童が多くいました。
先生からは、卒業に向けて子の学級で過ごす残りの期間、学級でも人に頼らず自分でやってみるなど、今日の学習を生かしてほしいというお話で授業が終わりました。
少し長くなってしまったのですが、平成27年に道徳は「特別の教科」となりました。和霊小学校でも、お話を基に主人公の心情を追うことだけでなく、議論や話合いに時間を掛け、友達の意見交流など他者との関わりを通じて自分の考えを広げ深めることを目指しています。他の学年の道徳の様子もこれまでのHPで紹介していますので、御覧ください。ご家庭でもぜひ、お子様と道徳での学習内容について家族で話をされてみてはいかがでしょうか。
【参考】ここ最近の道徳を紹介していたページです。